これから社会人を迎える方や、社会人になって間もない方は、今後、上司や取引先との会食の機会が増えるかもしれません。
学生時代にはあまり経験しなかった会食ですが、社会人にとっては大切なコミュニケーションの場です。
そこで今回は、学生や新社会人が知っておくべき会食マナーについて解説。
「お店選び」「服装」「食事中の振る舞い」「会食後」の4つの流れに沿って、それぞれポイントを見てきましょう。
会食のお店選び
まずは、会食の「お店選び」です。会食を主催する側になった際は、目的や相手に合わせたお店選びが重要になってきます。
相手の情報を集める
はじめに、会食相手の好みやアレルギー、食事の制限などを事前にリサーチすることが重要です。
例えば、「ベジタリアン」や「魚が苦手」という場合もありますので、そのような点を確認しておくと安心です。
また、相手がリラックスできる場所を選ぶことも心掛けましょう。
アクセスの良さは重要
遠すぎる場所や、アクセスが不便なところだと、相手に負担をかけてしまいます。
なるべく、交通のアクセスが良い場所や、相手が仕事帰りに寄りやすい場所を選ぶと良いでしょう。
車で来る場合も考慮して、駐車場の有無を確認しておくと安心です。
ワンランク上のお店を選ぶ
会食のお店は、普段とは違う「特別感」のあるお店を選ぶことがポイントです。
高級すぎると逆に気を使わせてしまうこともあるので、ビジネスにふさわしい、落ち着いた雰囲気のお店を選ぶと良いでしょう。
個室だったり、和室の場合は掘りごたつがあったりするとベストです。
会食にふさわしい服装
続いて、会食にふさわしい「服装」についてです。身だしなみは相手の第一印象を左右しかねないので、最低限のポイントはおさえておきましょう。
基本はスーツ着用
基本的にはスーツの着用が無難です。特に初対面の方や、上司との会食であれば、スーツは欠かせません。
また、清潔感が損なわれないよう、シャツやネクタイが乱れていないか、靴が汚れていないかもチェックしましょう。
香水や派手なアクセはNG
香水や派手なアクセサリーは控えることが大事です。
香りが強いと相手が不快に感じる恐れがあり、派手なアクセサリーはビジネスの場においてはふさわしくありません。シンプルで上品な装いを心掛けましょう。
会食中の振る舞いと会話
会食前のマナーを把握出来たら、次に会食中の「振る舞いと会話」について解説します。
席に着くときのマナー
一般的には、上座・下座の位置関係を意識する必要があります。
基本的に「入り口から遠い席」が上座、「入り口に近い席」が下座です。目上の人や取引先の人には上座をすすめましょう。
飲み物の注文・乾杯
飲み物の注文は、相手が決めた後に自分の分を注文するようにしましょう。
乾杯のときは、相手の目を見て、グラスを相手より下に合わせることで敬意を表します。
また、グラスが空きそうになったタイミングで、次の飲み物を聞くことも忘れずにしましょう。
政治・宗教などの話題は避ける
会話の内容は、政治や宗教など個人の価値観に関わる話題は避けたほうが無難だと言えます。
共通の話題だったり、仕事に関連した内容だったりすると安心です。無理に話題を広げようとせず、相手が話したいことを引き出すように心掛けましょう。
会食後の気配り
ここまで会食のマナーをご紹介してきましたが、そのあとの「アフターフォロー」も非常に重要です。
帰り際に手土産を渡す
会食の際は、手土産を用意することも多いですが、渡すタイミングは帰り際にしましょう。
会食前にお店で預かってもらい、お見送りのタイミングでさりげなく渡します。
翌日までにお礼の連絡
会食後は、翌日までにお礼の連絡をしましょう。メールでも構いませんが、簡潔で感謝の気持ちが伝わる内容にすることが大切です。
また、会話の中で気になった話題について触れると、さらに印象が良くなります。
まとめ
会食は単なる食事の時間ではなく、ビジネスでの信頼を築く大切な場です。
相手に敬意を払い、心地よい空間を作るためのマナーを守ることが大切になります。
これから社会人を迎える方や、社会人になって間もない方は、これからの機会にぜひ備えてみてはいかがでしょうか。
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